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多くの方に大人気の「小樽天狗山ロープウエイ」

今年、全国で初めて、地域独自の「小樽おもてなし認証」制度が誕生。その栄えある第1回目の認証を受けた小樽市内の企業や団体、店舗にインタビューを行い、その業種ならでは、その店ならではの「おもてなし」について語ってもらいます。


小樽天狗山ロープウエイ


 北海道三大夜景の1つであり、一年を通して山頂から小樽の街並みや海が見られる小樽天狗山。冬の時期には、真っ白な雪を見に海外から多くの観光客が訪れます。夏場は日本人観光客が8割だそうですが、雪が降り、冬の営業に入るとその割合は一変。6~7割が外国人となり、年々、その割合は増えているそうです。


 そんななか、施設として心掛けているのは、「みなさんに楽しんでお帰りいただく」ということ。外国人観光客といっても、お客さまによって求めていることは違うため、チケット売り場やロープウェイ乗り場、レストランなどの各所で、「困っているのでは?」と思った時に声をかけ臨機応変な対応をするよう、各持ち場のスタッフに伝えているそうです。


 また、時間帯によっては、チケット売り場前でも並び、ロープウェイの乗車までも行列…ということがあるそうですが、そんな時に少しでも楽しんでいただくため、壁面のディスプレイを増やしたそう。小樽でロケが行われた話題の映画やドラマのポスター、写真を貼ったり、映像を流したりすることで、列に並んでいる間もそこで記念写真を撮るお客さまが…。小樽を訪れる観光客にとっては、これもまた良い思い出になるのでしょう。


 とはいえ、市民の利用が少ないのは寂しいもの。運営会社である中央バス観光開発株式会社 業務課長の三亀 徹さんは、「どうやったら市民に来てもらえるかを考え、ロープウェイの往復乗車料金をワンコインの500円にするというイベントを行いました。また、山頂にテラス席を設けたり、ジップラインや気球のアトラクションを増やしたりと、市民や近隣の方が何度でも訪れたくなるよう、少しずつ新しいものを取り入れています」と語ります。イベントは大好評に終わり、「久しぶりにロープウェイに乗った」「子どもの時以来で、懐かしかった」などと市民に喜ばれたそうです。

 

 「おもてなし認証制度を始めると聞き、すぐに社内でも「いい制度だから取り組もう」と意見が一致しました。自分の施設だけではなく、「小樽に来て嫌な想いをした…」という人を一人でも減らすことが大切だと思っています。小樽市内の事業者が、同じ認識を持って取り組める素晴らしい制度です」と語る三亀課長。これからも、市民から世界中の方まで、たくさんの方が楽しめる施設であり続けるため、各スタッフが一丸となって「おもてなし力」を磨き続けていくのでしょう。

 


安全確保も大事なロープウェイ乗り場。列に並ぶお客さまにケガなどがないよう、しっかりと見守りながらお迎えしています。
安全確保も大事なロープウェイ乗り場。列に並ぶお客さまにケガなどがないよう、しっかりと見守りながらお迎えしています。


小樽おもてなし認証推進協議会

事務局:一般社団法人小樽観光協会​ 

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